MESSAGE FROM GRADUATES「アイデア創出」をいかして社会に気づきを与えていきたい社会の第一線で活躍する先輩たちが、千葉工業大学での時間をどう過ごし、学んだことをどのようにいかして今に至ったのかを聞きました。数多くのデザインコンペに挑戦自分の価値とは何かをつきつめた大学時代LINEヤフー株式会社生成AI統括本部 AI推進本部 デザイナー生成AIを活用してもっと便利にできないかを考える104 入社後9年間は、会社全体のブランディングを行うブランドマネジメント室で、自社が展開するサービスのプロモーション企画、ロゴや広告デザイン、イベントの広報物の制作などに携わってきましたが、現在は生成AI統括本部という部署に所属しています。ここでは企画兼デザイナーとして、自社のサービスに生成AIの技術をうまくいかす方法を考えています。例えば買い物する際に、欲しいものがお得に買える日を提案してくれるサポートAIや、フリマの出品が簡単にできるようになるAI活用アイデアなどを考案するのが仕事です。こんなことが実現できたらおもしろいね、とディスカッションしながら考えるのはワクワクします。職場は出社とリモートワークの組み合わせで働きやすく、ルール内での副業も可能なので、プライベートでは「アイデアクリエーター」という肩書で、文具のデザインや書籍の執筆、コミュニティの運営などにも力を入れています。仕事もプライベートも楽しみながら自分の価値にさらに磨きをかけていく、それが私の人生の目標です。より良いアイデア創出のための働く環境が整っている本社オフィス 大学では入学間もない頃に千葉の地域ブランドをデザインするコンテストに応募し、3位に入賞しました。自分のことを認めてもらった気がしてとても励みになり、これをきっかけに授業で課題となるデザインコンペはもちろん、学内外で作品募集を見つけては応募することに情熱を傾けるようになりました。それは自分の得意なことは何か、自分の価値とは何かを探すプロセスだったと思います。 さまざまなコンペで賞をいただくうちに自分の考えや発想に自信が持てるようになり、大学院ではカー・デザインをテーマに作品づくりに没頭しました。 学部、大学院を通して学んだのは、アイデアは独りよがりではいけない、そこには必ず客観性が必要だということ。それは仕事でも大事にしている考え方です。そして、今の自分があるのは、自分の好きなことを認めてくれて応援してくれた先生や先輩がいたからこそだと感謝しています。これから千葉工業大学で学ぼうと考えているみなさんには、大学時代にいろいろな人との出会いを大切にしてほしいと思います。アイデアクリエーターとして書籍『なんとかするアイデア』を出版デザイン科学専攻 修了石川 和也さん卒業生からのメッセージ
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