千葉工業大学 大学案内2026
14/128

3123Chiba Tech人工衛星を打ち上げることができる学部学科を超えた交流ができる学部の勉強や就職活動に活用できる014 今、宇宙ビジネスは世界から注目され、急成長が期待されています。ところが、高品質な人工衛星の設計・製造・運用を支える「高度技術者」の人材不足が大きな問題となっています。高度技術者とは「さまざまな分野の複雑な技術・システムを組み合わせながら、総合的な視点を持ってアウトプットできるシステム人材」のこと。そこで千葉工業大学では、2021年度から日本の宇宙産業の基盤を支える高度技術者の育成プロジェクトを開始しました。 ミッションは参加学生が自分たちで企画・設計・製造した「必ず動く人工衛星」を打ち上げて運用すること。すでに4号機まで完成しており、2号機「KASHIWA」、3号機「SAKURA」、1号機「YOMOGI」は2024年春・夏・秋と立て続けにアメリカで打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)へ。その後、ISSから無事に放出され、3機連続で初期ミッションを達成。すべて運用に成功しました。2025年夏打ち上げの4号機「BOTAN」も企業と共同開発するなど産業界と連携を図っており、高度技術者を社会に継続的に輩出できる仕組みを整えています。 ハードウェア・ソフトウェア設計、搭載する無線機の評価、NASAやJAXAの厳しい安全審査への対応など、各メンバーが担当を受け持ち、人工衛星の設計から製造・運用まで、学生主体で行います。 プロジェクトのメンバーは、2年次に学部学科を問わず募集されます。所属メンバーは、61人(2025年2月現在)。ミッション成功を目標に学部・学科を超えた絆が生まれています。 宇宙に関心のある学生だけでなく、プラスαの知識や体験を得たいと参加する学生も。ここでの経験は学科での学びにもいかすことができ、どの業界への就職活動でもアピールできます。宇宙産業を支える高度技術者を育てる千葉工業大学の学生プロジェクトFACTS宇宙に興味のある人、集まれ!高度技術者育成プログラム好きをカタチにできる好きをカタチにできる

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る