3Chiba Tech建学の精神/教育目標/アドミッションポリシー学長メッセージ千葉工業大学の事実学部学科工学部ナビゲーター創造工学部先進工学部キャンパスライフクラブ・サークル/学費・奨学金入試結果アクセスマップ情報変革科学部未来変革科学部大学院サポートChiba TechFACTS詳細はこちら主席研究員カメラミッション、安全審査担当機械工学科 4年千葉県/県立長生高等学校 出身熱真空試験安全審査のための試験プロジェクトマネージャー知能メディア工学科 4年千葉県/私立敬愛学園高等学校 出身人工衛星のシステム試験JAXAへの衛星引き渡し完了川西 ひかるさん林 和輝さん015自分たちが今学んでいることや研究していることが、どんな形で社会に役立つのか。千葉工業大学ではそんなやる気のある学生の期待に応え、学びと社会がつながる場を提供しています。参加した学生からのメッセージ林さん 人工衛星(以下「衛星」)を自分たちでつくって宇宙で飛ばすなんて、経験できることではありませんよね。まずは単純におもしろそうという興味から参加しました。僕はメンバーの役割分担を決めたり、進□管理をしたり、プロジェクト全体がうまく進むようにまとめるプロジェクトマネージャーを担当しました。川西さん 学生のうちに本格的なものづくりの経験を積んでおきたいと思い参加しました。私の担当はカメラミッション。実際に衛星が宇宙で稼働した時を想定し、撮影データを通信で送るなどカメラを正確に操作するソフトウェアを設計したりするのが役目です。林さん 2年次からスタートするこのプロジェクトにはいろいろな学科の学生が集まるので、とても刺激的です。1年がかりでフライトモデルを完成させて、さまざまな試験やJAXAへの安全審査などに臨み、それをクリアしたらロケットで宇宙まで運んでもらうという壮大かつ夢が詰まったプロジェクト。具体的には、キューブサットと呼ばれる10㎝四方の超小型衛星を設計するところから始まるのですが、宇宙で間違いなく動くものをつくるというのが課せられたミッション。その道のりは苦難の連続でした。川西さん カメラミッションを進めていく中でもさまざまな不具合が起こりました。ソフトウェアの問題だと思っていたのが実はハードウェアの問題だったり…。解決方法を手探りでいろいろ試しながら検証していきました。林さん それでもみんなで話し合ってプロジェクトを進めていくのが楽しくて、授業の合間や終了後には自然にプロジェクトルームに足が向いていましたね。川西さん 先輩や研究員の方もフレンドリーで、わからないことがあればなんでも気軽に聞けたし、プロジェクトルームもすごく居心地がよくて、毎日ここに来ているという感じでした。林さん プロジェクトメンバーの人数が減った時には、どうやってやりくりしようかと正直、悩みました。川西さんにも安全審査を追加で引き受けてもらってすごく助かりました。川西さん 安全審査はとても責任が重い役割なので、自分にできるかなとちょっと不安もありました。最初は何が書いてあるのかさっぱりだった英文の書類が今ではどんなことが要求されているのかわかるようになったのは、大きな成長でした。幾多のハードルをクリアして、自分たちの手がけた衛星「SAKURA」が無事に打ち上げられて、国際宇宙ステーションから宇宙に放出される瞬間は、本当にどきどきしながら見守っていました。林さん 自分たちがやってきたのはある意味、失敗できないプロジェクト。品質を守る、タスクを管理する、スケジュールを守るといった社会に出たら当たり前にものづくりで求められるものすべての力が身につきました。就職活動の面接でもこのプロジェクトに関することについて質問されることが多く、大きなアピールポイントになりました。川西さん 私も面接では企業の方と現場感覚みたいなものを共有しながら対等に会話できたという手応えがありました。機械工学が専攻ですが、ソフトウェア部門で採用してもらえたのはこのプロジェクトの経験が評価された以外の何物でもないと思います。他の大学では経験できないことばかりなので、少しでも興味があるなら、絶対、参加してみて、と強くおすすめします。ものづくりをする上でのプロフェッショナルな考え方が身につきました千葉工業大学の学生プロジェクト
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