𝑟𝑟 𝑙𝑙 図5. 交流発電機の回転する1巻きコイル 𝑩𝑩 5)東京電力管内において,私たちがコンセントから利用できる交流電圧は,周波数50 Hz,実効値100 Vである。図5に示す交流発電機において,コイルの両端afからコンセントと同様の交流電圧(周波数50 Hz,実効値100 V)を得るために交流発電機を設計することを考える。このとき,b a c e f d を示している。図5に示す通り,コイルの辺bcおよびdeの長さは 𝑙𝑙 [m],辺cdおよびbeの長さは 2𝑟𝑟 [m]である。磁束密度 𝑩𝑩 [T]の一様な磁場が水平方向・右向きにかけられており,コイルは磁場に垂直な軸のまわりを図5に示す方向に一定の角速度 𝜔𝜔 [rad/s]で回転している。このとき,以下の問いにそれぞれ答えよ。 1)コイルの辺bcおよびdeの速さを答えよ。ただし,答案用紙には単位も記載せよ。2)時刻 𝑡𝑡=0 sでコイルの面bcdeが図5の点線で示した位置(コイルの面bcdeが磁束密度 𝑩𝑩 [T]と垂直になる位置)にあったとすると,時刻 𝑡𝑡 [s]のときコイルの辺bcおよびdeの速度のうち磁界3)時刻 𝑡𝑡 [s]のとき,コイルの辺bcに発生する起電力の大きさを答えよ。4)時刻 𝑡𝑡 [s]のとき,コイルの両端afに発生する起電力は,辺bcおよびdeに発生する起電力の和と垂直な成分を答えよ。ただし,答案用紙には単位も記載せよ。であることを用いて,コイルの両端afに発生する起電力の大きさを答えよ。角速度 𝜔𝜔,コイルの辺の長さ 𝑙𝑙 および 𝑟𝑟,磁束密度 𝑩𝑩 の大きさ 𝐵𝐵 の値を答えよ。答案用紙には,√2 や円周率 𝜋𝜋 をそのまま使って解答してよい。ただし,単位も記載せよ。また,𝑙𝑙,𝑟𝑟,𝐵𝐵 の値の組み合わせは一通りではないが,あなたはなぜ答案用紙に記載した値としたのか。あなたなりの設計理由を併せて記載せよ。S 【課題2】交流発電機を用いて交流電力を発電することを考える。図5は,交流発電機の回転する1巻きコイルN 𝜔𝜔𝑡𝑡
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