令和7年度 創造選抜 過去問題
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⼯学部 応⽤化学科 令和7年度 千葉⼯業⼤学 総合型(創造)選抜 化学における有機化合物の構造式の決定について講義をおこなう。講義の間,配付したA4⽤紙にメモを取るよ。 ことができる。講義した内容をふまえて,問題に答えるための発表(試験2⽇⽬に実施)⽤資料を作成せよ。発表資料の作成時間は60分間とし,5〜6枚程度のA4⽤紙を⽤いて,内容を分かりやすくまとめること。 問題 次の⽂章を読み,下の(1) 〜 (8)に答えよ。 下記のような実験装置を⽤いて,有機化合物の元素分析を⾏った。炭素C, ⽔素H, 酸素Oのみからなる,ある有機化合物の試料23 mgを完全燃焼させたところ,⼆酸化炭素44 mgと⽔27 mgを⽣じた。また,この有機化合物の分⼦量は,46と測定された。ただし,炭素のモル質量を12 g / mol, ⽔素のモル質量を1.0 g / mol, 酸素のモル質量を16 g / molとする。 (1) 上の図は⾼校の化学の教科書にある⼀般的な元素分析の装置である。 ① 〜 ③ に⼊る物質の名称を答え(2) ① 〜 ③ に⼊るそれぞれの物質の役割を答えよ。 (3) この有機化合物に含まれる炭素,⽔素,酸素の質量はそれぞれ何gか答えよ。 (4) この有機化合物に含まれる炭素,⽔素,酸素の物質量はそれぞれ何molか答えよ。 (5) この有機化合物の組成式を答えよ。 (6) この有機化合物の分⼦式を答えよ。 (7) この有機化合物として考えられる物質の構造異性体をすべて構造式で答えよ。 (8) この有機化合物は(7)で挙げた構造異性体のいずれか1種類である。これを特定する⽅法を答えよ。 - 29 -

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